SUMMER SONIC 08 東京2日目 (前編)

今年は自分的にはメンツがちょっと弱いなと思って参加したサマソニ(2日目のみ)ですが、思わぬ伏兵が待ち受けていました。
とんでもない体験をしました。
興奮してます。

リストバンド交換後、すぐにSonicへ。
(私はこの日の殆どをSonicで過ごすことになります。)
まずはSILVERSUN PICKUPS
友人と真ん中あたりの全体が見渡せる場所に。
シューゲイザーをイメージしていたので黙々と演奏するのかと思ったら意外にアクティブ。
それがすごくかっこいい!
しっかりした演奏で、どこか懐かしいようなメロディも美しく、ベースが女性!(はい、女性ベースフェチです)
初っぱなからいいライブに出会い、幸先良さそうな予感。

引き続きSonicでMGMT
今回とても楽しみにしていたバンドのひとつ。
友人に引っぱられ前方(2列目あたり)へ。
実はこれが大失敗。
ベースの低音ばかりがぐわんぐわん響きまくって彼ら独特のあの美しいメロディが耳に入らない。
曲半ばで「あ〜この曲だったのか」とやっと理解できるような状態。
集中できないままラストの“Kids”に。
なぜかこれだけカラオケだったので唯一はっきり聴き取れた曲。
盛り上がりに欠けていた会場もここにきてやっと大盛り上がり。
ゆる〜い2人のボーカルが可愛くて可笑しくて(失礼!)ここまでの残念は帳消し。プラマイゼロ。

次は今回唯一の日本バンドPOLYSICSを見にMountainへ。
熱いパワフルなテクノサウンド。
汗だくになって歌うボーカルの客の乗せ方がうまい。
「トイース!!」と声をかけあって一体感をかもしていました。
やっぱり女性ベーシストはかっこいいな。

そしてシャトルバスに乗り目指すはMarine。
いよいよ今回の本命THE KOOKSです!
このためだけに参加を決意したといっても過言ではありません。
なにがなんでも前へと頑張りましたが5列目あたりで限界。
期待で胸が高まる中クークス登場。
“Always Where I Need To Be”が始まるや否や後ろからすごい人が押し寄せて来て圧死状態に。
このままじゃ楽しめないかも‥と恐れ、隙を見て少し後方へと移動。
それでもステージに背中を向けて突進を繰り返すだけの暴れたがりが多い地帯で、最後まで場所取りに失敗した感は否めなかった。
肝心のクークスのライブですが、みんなを楽しませよう、盛り上げようという気持ちが表れていてとても良いものでした。
特にアコースティックの“See The Sun”はルークのボーカルの真骨頂で、私はスクリーンに映る彼の表情を見上げながらその歌声にじっくりと酔いしれました。
この声と、このメロディがあったら私はどんな状態でもしあわせになれる。
やっぱり私はこのクリクリ君にメロメロです。
彼のスター性を深く確信したライブでした。
ただ、私には前回のリキッドでのライブは超えられなかった・・・。
多分環境によるものだろうけど。ポールのこともね。
11月単独が決まったみたいなので今から楽しみです。
(ところであの「座ってください!」では、彼はいったい何をやりたかったのでしょう?)

ここで友人達と一旦別れ終了までずっと単独行動。
すぐSUPER FURRY ANIMALSにかけつける予定でしたが、クークスで身体はへとへと、喉は脱水症状寸前の状態。
とりあえずビール!となるのですが、今回のサマソニでは何故かビールを売っているお店が少なく(しかもコロナビールだけ)やっと見つけても長蛇の列。
水分補給を諦めシャトルバス乗り場に行くとそこも長蛇の列。
やっとの思いでSonicに着いた時はもう中盤過ぎ。
4曲しか聴けませんでした。(少しだけど彼らの独特な世界感を感じることができました!)
初SUPER FURRY ANIMALSになる予定でしたが、これじゃカウントできませんね。

そのままSonicでセットチェンジ中念願のビールを飲みながらまったりと次のSPIRITUALIZEDを待つ。
まさかその後とんでもないミラクルが待ち受けているとは思いもせずに・・・。

(思いのほか長くなったので一旦休止。   ・・・つづく)

 


SUMMER SONIC 08 東京2日目 (後編)

で、つづき。

今年のタイムテーブルは比較的悩まずすんなりと決まったのですが、唯一悩んだのがこの時間帯。
つまりSPIRITUALIZEDにするかDEVOにするか?
6:4の比率でDEVOに傾いていたので、開始時間が早いSPIRITUALIZEDをDEVOが始まる時間まで観ることにしました。
ビールを飲みながら疲れた足を伸ばしてのんびり座り、開始3分前になって漸く腰を上げステージ前方へ。
会場の入りは今日観た中でも一番少なく、ずんずん歩いて行くとどんどん前へ進めてしまう。
でも今日は前にいて良かったためしがないので10列目あたりに留まることにしました。
そして現れたSPIRITUALIZED
瞬間会場の空気ががらっと変わったのです。
ここがサマソニのイベント会場であることなど全く忘れさせる異次元へ。
MCなし、オーディエンスを煽る行為も全くなし、横向きっぱなしのジェイソン。
余計なコミュニケーションなど一切いらないとつっぱねてくる。
なのに聴いている私たちを強い力で引き付けて離さない。
序章のように静かに始まった前半、そして後半からは音の洪水!
ノイズするギター、重なりあうアンサンブル、ジェイソンの声、その音の圧力・・・・カオス!
全てが圧巻でした。
宇宙を漂っているような、母親の胎内にいるような。
ミクロからマクロにまで広がる壮大さ。
張りつめた緊張の中での心地よさ。
わずか50分の演奏、最後にジェイソンがアンプにギターを叩きつけ、投げつけて終了。
完全にトリップしていたオーディエンスは我に返り拍手。アンコールを求め止まぬ拍手。
今この記事を書いていても「あの時間はなんだったんだろう?」と不思議な気持ちになります。
帰ってCDを聴いてもあの臨場感を完璧には思い起こせません。
でも身体は再びあの世界に浸ることを求めているのです。あー中毒症状。
終了後あちこちから「すげー」だの「やばい」だの感嘆の声が聞こえました。
今までこんな体験したことがなかった。音の奇跡。
音楽はここまですごい空間を創りだすことができるんだ。
今年のベストアクト。断然SPIRITUALIZED。

はい、そして私はDEVOのことなどすっかり忘れてしまっていました。
すぐに移動すれば少しは観れることは分かっていましたが、この放心状態ではもう無理。
諦めました。
そのままSonicでの次のステージまでぼーっと待つことに。

そしてサマソニラストのステージを飾るはTHE JESUS AND MARY CHAIN
正直それほどジザメリに思い入れはなく、消去法で残った末の選択。
それでも一度は観てみたかったバンドでもあるのです。
だが、噂で聞いていたような張りつめた空気は感じず。
SPIRITUALIZEDの音の圧力にぶちのめされた後には、なんとも緩く単調に聴こえてしまいました。
知っている曲もそこそこ演奏してくれたので退屈することはなかったのですが。
隣にいた男性などは何度も涙を拭っていたので、これはきっと聞く側である自分の姿勢に問題があったのかもしれません。
どうにもこうにも私はSPIRITUALIZEDを引きずっていたのですから。
そういえば、そばにMGMTのキーボードの男のコがいましたよ。(多分)
ずっと残ってでもジザメリのステージを観たかったのでしょうね。

ちりぢりになっていた友人達と再集合。
幕張の居酒屋で祝杯をあげ、感想を言い合って、来年のメンツ予想(妄想)までして、最高なお酒にへろへろになって。
やっと幕を閉じたのでした。

正直快適というにははほど遠いサマソニ。
だけど私には唯一のフェス。
今年も素晴らしい体験をたくさんしました。
このフェスの選民意識のなさは、けっこう好きなんだけどな。



・・ マリンでクークス待ちをしているとき。
ふと去年のマニックスを思い出して胸が熱くなった。
曇り空が一瞬あの日の晴れた青い空に見えた。
どこまでも高く響き渡るジェームスの声が聞こえてきた気がした。


今年の夏は終わったなぁ。

                        ・・・おわり。

 

と締めくくっておきながら、別行動だった友人から聞いた話。
エアギターのダイノジ、今年はsheepdogを披露したそうよ!
ちょっと、見たかったなー(笑)
ヤツラ見たらきっと大喜びしたろうな!